■2013年1月27日(日)16:00開演

■吹田市文化会館メイシアター大ホール

■合同演奏報告(OB会合同演奏プロジェクトチーム記)

1月27日(日)、大阪大学男声合唱団第60回記念定期演奏会が、吹田のメイシアターで開催されました。現役たちの若さ溢れる男声合唱ステージとミュージカルに続いて、OBと現役の200名近い大合唱で歌う「富士山」は、まさに圧巻でした。

富士を描いたどん帳が上かると、客席から「ワーツ」というどよめきの声が上がりました。舞台いっばいに富士山の形に整列した大合唱団が現われて思わずもれた感嘆の声でした。阪大男声60年の歴史を物語るかのように、様々の年代のOBたちが全国から集まり、現役たちと溶け合って、本城氏の指揮のもとに、「ふもとには・・」と静かに歌い出し、「かわづらに・・」、「牛久のはての・・」、「まるで紅いろの・・」と歌い進みました。終曲の「・・翠藍ガラスの大驟雨」では、圧倒的な迫力とハーモニーで客席を魅了。曲と曲の間には咳払い一つ間えない静寂さで、観客がいかに演奏に聴き入っているか、舞台からもうかがい知ることができました。

指揮樟が静止して「畜士山」の演奏の終りを告げると、感嘆の極みと思われる一瞬の静寂の後、会場を揺るがすような大きな拍手が湧き上がり、出濱者は忘我の境地から我に返った思いでした。歌い手と聴き手が一体になった感動は、第50回記念定演の『永訣の明』で味っわた"あの感勒”の再現でした。『男声合唱って、本当にいいですね・・』(天上の桂さんの声)

現役のアンコール演奏のあと、OBたちも舞台に上リ、現役と合同のアンコール曲が演奏されました。本城さん指揮の『秋ビのエロ』、根津さん指揮『Muss i denn』に続いて、技術顧問の浅井敬壹氏指揮のアンコール演奏では、現役たちが舞台から降りて客席通路に立ち、応援に駆けつけてくれた客席OBたちも加わって『いざ起て戦人よ』と『斎太郎節』を高らかに歌い上げました。輿奮覚めやらぬ中、3時間におよぶ記念定期演奏会は終演となリました。

打上げには70名を超えるOBたちが出席し、現役、指揮者、伴奏者、編曲者等、関係の方々と演奏のの成功を讃え合いました。30年間にわたって阪大男声の発展に貢献して来られた浅井先生の労をねぎらい、現役・OB会連名で特製の木彫りの感謝状を贈呈。最後は浅井先生の指揮による『いさ起て・・』の合唱で締めくくりました。

第50回記念演奏会をも凌駕する素晴らしい記念演奏会・合同濱奉であったと自画自賛しますが、指揮・指導頂いた本城さん、協力頂いた現役の皆さん、参加OBの方々、 来揚頂いたOBの方々、寄付を寄せられたOBの方々の力によるところ極めて大きいものがあります。この場をお借りして厚くお礼甲し上げます。

またこれを機会に、OB会の下部組織であリます「大阪男声合唱団」へのご参加を広く募りますので、OB諸兄の心のオアシスとして遊びに〈歌いに)来て下さい。お待ちしています。

■フォトギャラリー(1)

撮影:藤本好司

■フォトギャラリー(2)

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