日時:2018.2.24(土)14:00-17:00  場所:東京文化会館 リハーサル室B

参加者:敬称略
指導:石川先生   ピアノ:坂田先生
T1 : 高木、国分、村田   3 名
T2 : 宇野、冨田、江守、 岡部  4 名
B1 : 藤山、福井、高島      3 名
B2 : 木戸、鈴木、甲和     3 名

前半は発声指導 これまでの指導の再確認。(①は初めて)

■姿勢・ブレス
①腹筋は縦/横でなく斜めを意識する(ビートたけしの「コマネチ」みたいな動き)

②発声時の姿勢は腰骨を寝かせると、膝が軽く折れ、首も自然に少しうつむく。
※ 親指を前にして腰に両手を添えて、発生とともに腰骨を寝かせるとよい

■声の出だし(立ち上げ)
③音を出す前に前や横に歩き出す (ぶつけるような出し方をしないための練習)

④音を出す前のブレス段階で、後頭部→頭上→前の方に音を出すイメージを持つ
※ そのイメージの声と、実際に出した声が顔の前方で合体する感じを持つ

■声を出している途中
⑤体の中(食道付近)にパイプ(キッチンペーパーの芯2つ分の長さ)を意識する
※ そのパイプが常にねじれたり曲がったりしないように

⑥声を出すとき、ドレミファソファミレド で球をなでるように、手を丸く動かす
※ 最高音で手は球の一番下になるように

⑦声を出すとき、ドレミファソファミレド 3つ目(ミ)でリンゴにかぶりつく
※ 3つ目の音で気を抜かない(いい加減に歌わない)よう

⑧声を出すとき、ドレミファソファミレド 階段を一段づつ昇るイメージで
※ 足は上から降ろす(ズリ上げない)意識をもつこと

⑨声を出すとき、出した後で細工しない(後から音を押す とかはダメ)

■歌うとき
⑩縦を意識するように(和音進行を意識する、三度の音、五度の音等)
※ 横の意識(音階を意識し、特に半音で気を抜かない等)は当然として

⑪一つひとつの音の粒を意識する
※ いつもの「上から鉛筆トントン練習」のこと

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<歌唱指導> ※歌声を出す際の基本的な練習 (曲想は指揮者に委ねる)

■「ユレル」   【 】内はパート  ( )内は小節番号
【全】(5- )前奏段階からテンポに乗ること ※ピアノの右手の付点を聞くこと
【全】(6) 「し(あわせ)」はコーラス側は付点なし 遅れないこと
【全】(12-)「か」→「ぜ」の和音展開を意識すること
※ T1はメロディー(特にのFの音)しっかり(ただしチカラは入れない)
T2は(内声の難しいところだが)母音で歌っている意識で歌うこと
B2のE→DのDは上から見えている音のはず 音程は上から入ること

【B1】(14)「は(な)」は明るい音色で
※ その後はT2としっかりぶつかり、18小節で解決することを意識する
【全】(17-)cress意識して
【T12】(18)「ユ(レル)」2回目の「ユ」(C)の音程は上から入ること
【B12】(19)「ユ(レル)」前小節から落ちる音(F)だが音程はしっかり
【全】(19)「わ(たし)」 waは強くならないように(強く歌ってしまうので)
【T2】(19)「ユ(レル)」T1とぶつかるので、T2は少し遠慮すること
【全】(19)休符はしっかり 音残さない
【T12】(22-23)「ユレル」と「ユレル」の間は言い直すこと
※ また、それまでと「揺れ幅」が変わることを意識すること
【B12】(22-23)テンポ絶対遅れないこと 曲が死んでしまう
【全】(33-34)一番「揺れ幅」が大きい部分 cressもかかる 一番難しい部分
【T12】(34) テナー系はベース系と同じ音で始まることを意識して
【全】(37)「わたし」は表情付いた音で(棒歌い不可)音程は上から入ること
【全】(34-)「(ユレ)ル」のUはOの母音の口の形で(口を変えずにO→U)
【全】(38-)「(わた)し」は6拍のあいだピアノを聞くこと

■「誰かがちいさなベルをおす」  ※ 転調が大変な曲 難しい
【T12】(9)「きい(ろ)」一般的に「同じ母音で音程変わる」のは音の変わり
目がボケてしまうので気をつけて歌うこと
※ 「ろ」は暗い音色になるので努めて明るい音で (「い」も同じ)
※ いつもの「おでこを叩きながら歌う練習」のつもりで
※ コンマ数秒で通り過ぎてしまうフレーズだからこそ大切に歌うこと

【全】(9-)縦に見て和音進行を意識すること
【全】(15)「お(す)」言い換える
【T12】(17)「あ(さひ)」の「あ」を大切に歌う
【B12】(18)「あ(さひ)」の「あ」を大切に歌う ちゃんと母音があるはず
【B12】(23-24)「だす」音は小さいが 音程は上から入ること(突き上げない)
【全】(21) 協和音(レ・ファ・ラ)を意識

次回
■3月3日(土)永訣の朝 14:00~17:00 新宿文化センター第2会議室

以上 岡部