日時:2018.04.21土) 14:00 ~17:00
場所:於 文京シビックセンター 練習室
参加者(敬称略)
ボイストナー:石川先生
指揮:甲和
TⅠ:国分 高木 村田 寺尾 (4名)
TⅡ:宇野 江守 冨田 岡部 (4名)
BⅠ:藤山 福井 高島 奥村 (4名)
BⅡ:渡邊 鈴木 樽井**    (3名)
ピアノ:坂田         **外大賛助メンバー

練習内容・報告事項
最初の1時間をボイストレーニング。休憩をはさみグノーのミサから「Gloria」を
随時石川先生の歌唱指導を受けながら、甲和指揮者が練習し、最後に一度通した。
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■ボイストレーニング
石川先生から、江夏豊が某阪神のピッチャーの不振について「キャッチボールが
基本、そこから遠投→ブルペン→マウンドでの投球につながっていく」との記事を
読まれ、「合唱も同じで、発声練習の延長線上に(その応用として)歌がある」と
コメントされた。

①両手を手のひらを下向きにして胸の前に出し、腕を上下に移動させブレス・発声
吸うとき→両腕を上げていく(同時に横隔膜は押し下げることを意識)
吐くとき→両腕を下げていく(柔らかい布団を柔らかく押さえつけるように)

②両手で砲丸投げの動きを利用したブレスの練習
息を吐く →前に突き出している手(手のひら上)をだんだん後ろに引く
同時に後ろの手(手のひら前)をだんだん前に押し出す
息を吸う →両方の手のひらの向きだけを変え、この時に吸う
(最初の形に戻る ただし左右対称)
※ 最初は見えなかった後ろの手が途中から視野に入ってくる。
それと同じで、声が出る前から声を出す動きが始まっていることを意識。

③出だしを意識した発声 (ソ→ミ→ファ→レ→ド)
息を吸っているときから音を出すことを意識し、上から下を見下ろす目線で歌う
※ 目線、表情、軟口蓋を上げる等、何か一つ意識しつつ声を出すこと

④軟口蓋を伝わって声が出てくることを意識した発声(ドレミファソファミレド)
※ 目線は下を見下ろすことを忘れない

⑤鉛筆トントン練習 (ド→ミ→レ→ファ→ミ→ソ→ファ→レ→ド)
音を上から見下ろしながら、おいていく練習。鉛筆が机に当たった瞬間に音が
出るように、音の出だしのタイミングがイメージ通りになるようにする練習
※ 机に当たるから音が出るとイメージすること(出すのではなく「出る」)
※ どの音域でも、音は上から入ることを忘れない
※(最高音のとき一番遠いところでトン。目は全体を俯瞰するように)

⑥早く軽々とテンポよく歌う練習 (ドレミファソファミレド)
鉛筆トントンを素早く、軽々と行う  (1音で1打 手を抜かない)
鉛筆の先を見ること(机に当たると音が出るとのイメージ)が大切

⑦動作は何もせず、自然に歌う(ドレミファソファミレド)。意識は三点、
下(横隔膜を押し下げることを意識する)
中(体の中心に筒が入っていることを意識する)
上(軟口蓋を上げ、それに沿って声が出てくる)

⑧投げられたクマの人形を柔らかく体で受け取り、その動きを利用し声を出す練習
(ソミファレド)
目線はクマの動き(放物線)を追うことで、伸びしろのある歌い方をイメージする

⑨レガートを意識した歌い方の練習
新聞紙を縦に両手を使ってゆっくり破りながら、息を流す練習。
破れていく新聞紙を見ることで、息の流れを視覚的にイメージする練習。
※ 両手を動かして破る(片手を固定しない)
※ 裂け目の先端を見る(鉛筆の先端を見るのと同じ意味)
※ 息を吸っている段階から破り始めること

⑩仕上げの発声練習(ドレミファソファミレド)
身体の動作は何もせず、息を流しつつ、上から声を出すイメージをもって

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■Gloria  【 】内はパート  ( )内は小節番号
【T12】(1)Gloria 複付点が甘くならぬように(毎回指摘されている)
【T12】(2)in ex-cel-sis  ブツ切れで歌わない
【T2】 (4) De-o の「o」は押さない
【T1】 (1)Glo 早くoの母音に
【T2】 (11) Deo は7度なので、和音を考え抑え気味に
【B2】 (13) pだが、動きを失わないように
【B1】 (19) ta-tis 音程しっかり
【T1】 (13) テンポしっかり
【T2】 (13,15) T2のみリズムが違う 意識して
【全】 (13) ffのあとのpである 切り替えをしっかり
【B12】 (20) 和音(ソシレファ) B1が根音でしっかり B2は7度で難しい
【B2】 (25) 音程(G)しっかり (石川:できればT2のGを聞く)
【B12】【全パート】(27-41) laudamus adoramus benedicimus glorificamus を
各々ひとつの単語として歌う。musの前で途切れない。
【B1】(27→35) パターンが違う
【全】(46) 楽譜ではfだが、mfぐらいで (本来はsoliなので)
【全】(45~)2小節単位で「山」(フレーズ)を意識して歌う
【全】(57) unisでpである。 音量を抑え全パート一本の糸のようになって
【全】(58) Fili // unigenite は切る(続けない)
【全】(80) 和音の変わり目意識する F-dur T2は3度で抑えて T1のCはしっかり
【T2B1】 (89~)同じ音が続く 音程を意識して
【B2】 (89~)半音進行で難しいがしっかり
【T1B2】 (91)オクターブunis 意識して
【全】 (91~)最後はpppだが、互いの音を聞きあうような音量は出してもOK
【全】 (88、89) ピアノは4拍目休符だが、合唱は続く。つられて切らないこと
【T1】 (105) 先行して入る Cum Sam は音量落として(mf)
※ (95)はff (105)mfに落とした後 だんだんクレッシェンドして(117)でffに
その間、縦を揃えること
【全】 (123) men ははじけない a-mem は一つの単語として歌う
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次回練習
4月28日(土) 愛する歌   14:00~17:00 文京シビックホール練習室1

特記事項 なし
以上 報告者 岡部