日時:2019.03.23(土)  9:30~12:00
場所:(池袋)東京芸術劇場 6F 小会議室 5

参加者(敬称略・あいうえお順  *賛助メンバー)
指導:石川
TⅠ:国分 高木 村田 寺尾  (4名)
TⅡ:宇野 江守 冨田 岡部  (4名)
BⅠ:奥村 高島 福井 渕山  (4名)
BⅡ:木田 木戸 甲和 渡邊  (4名)
ピアノ:坂田

前半は母音を揃えることを意識した発声練習。
休憩をはさみ「男の海の歌」の「2つのナポリターナ」を使った発声練習。

〇<母音の均等化>
「i」「e」は閉じた音。その後「a」「o」「u」などの開いた母音が来ると
支えが外れて音が割れやすいので注意。
だからすべての母音は縦に出すイメージで。
特に「e」ぱ「a」の口のままで。
また「i」は「e」が混ざった感じで、広がった感じで出す。
このように、母音を均等化させることを意識して。

〇<喉を使わない>
お腹に口があるイメージで歌う。もちろん母音は喉で作っているが意識しない。
喉で開閉すると音が割れてしまう。

〇<喉で押すのではなく、上から回すイメージで>
喉で押すのではなく、上から回すイメージで。
上から回って降りてきた息のピントが合ったところで声が出る。
(息を吸う段階からピントを意識する)

〇「2つのナポリターナ」

<9小節>「そらにしろき」
口腔の天井にそって息を流す。(俗にいう「上から入る」)
「そらに/しろき」4度の跳躍はガツンとぶつけるのではなく上から回す。
(楽譜のページをめくるイメージで。音は円弧に沿っで出すのが基本)

<17小節>B12「しろがねの」
跳躍ではない音階だからこそ、油断して危ない(落ちる)。
しろが「ね」は、直前の「が」の「a」母音を利用して出す。

<25小節>「かなたしまへ」のf
fだが音量よりも、4声に展開する広がりでfを表現するとよい。
「かなた」の「か」は、滝の上から水が落ちるのを見下ろすイメージで
上から息が流れている。絶えず音は動いている。
(止まったままの声が一人いると異質で目立つのでダメ)

特にB12は下で鳴らす(押す)のではなく、上から出すイメージで。
また、T2B2の「か」のDは、メロディーではないが主音でありはっきりと。

<70、74小節>「うるわしのうみは」「きみのこえのごと」
上行型音階は、母音を考えること。母音が鳴っている。

※イタリア語は跳ねて歌うのは重子音(llのように子音二つ続けた表記)前の母音
のみ。
例)サンタルチアの、all’agile を「アラージレ」でなく「アッラージレ」
また、各音符に母音がもれなくついているので歌いやすい。

<101小節>「(かえれ)よ」
「o」は開口母音で音が落ちやすいので注意。上から乗せなおすイメージで。

次回練習
4月6日(土) グノーのミサ  14:00~17:00 文京シビックホール練習室2
(オルガン持ち込み)

以上 報告者 岡部