日時:2019.05.25(土)  14:00~17:00
場所:文京シビックセンター 練習室2

参加者 (敬称略・あいうえお順  *賛助 )

指揮:甲和
TⅠ:樫木 高木 寺尾 村田     (4名)
TⅡ:宇野 江守 冨田  岡部(記)  (4名)
BⅠ:石橋 奥村 高島 渕山 清田* (5名)
BⅡ:木戸 鈴木 渡邊 樽井*     (4名)

発声・歌唱指導:石川
ピアノ:坂田

前半は石川先生による発声指導
その後、甲和指揮者により「男の海の歌」について、随時、石川先生によるアドバイス
を受けつつ、全曲おさらいした。

<発声練習>

〇腹式呼吸の練習。へそを中心に息を吐くことにより下腹が凹んでいるか、ペアで確認
(息を吐いても下腹をへこませてはダメ、という指導もあるが石川先生は採用しない)
〇声を出さずに息を吐いた場合と同じように、声を出して息を吐くこと。力は入れない
〇ハミングは額に響きが当たることを意識して出す。指で額をはじいて意識すると良い
〇ハミングから「a」の母音発声へ移行する。その際、額の響きが変わらぬよう意識
〇明るい響きを出すためにも、顔の上の部分が特に重要。「a」を出す際、人差し指で
前歯を弾いてから出す練習。

<1.海の唱歌メドレー>

冒頭、次の注意があった。
〇学生歌の後、第一ステージでアカペラの「海の唱歌メドレー」を歌う。ここで良い声
を聞かせられないと一日のステージが台無しになってしまう。石川先生の指導を思い出
して良い発声で歌うことを意識してほしい。特に出だし。
(発声練習の際、石川先生からも同じ趣旨のコメントあり)
〇最初ぐらい指揮を見て歌ってほしい。

・7小節~(全パート)
〇三拍子の拍感を意識して歌うこと

・10小節 (B12)
〇リフレインの「うみは」は、ブレスをするなら前で行い、「は」を4分音符分音を保
つこと。ここは <(cress)であり、早く切れてしまうと台無し

・25小節 (T2)
〇Cの音程で伸ばす。音が下がらないのは当然として、他の3パートが作る和音に溶け
込む声で
※石川先生から「音を上から回すこと。押し出す発声では音が下がっていく」と補足
あり

・35小節 (T12)
〇ベース系がメロディーであり、T12は音階の変化が目立つような歌い方は不可

・44小節~ (全パート)
〇「みよ ひるのうみ」が2回続く。一回目はmf 2回目がf 。同じように歌っては台
無し

・46小節 (T2B2)
〇「o」の < をしっかり。4拍目の4分音符の音の長さを保てるように

・47小節~ (T1)
〇「みよ」の「mi」は、すこし「e」を混ぜる感じて歌うと良い。(石川先生から)

・51小節 (B12)
〇メロディーだが楽譜通りmpで歌わないと、その後に続くT12は音程低く、死んでし
まう

・77小節 (B12)
〇「うみは」の8分音符で走ってしまう。リズム、テンポゆったり

・80小節 (B12)
〇「すずめ」 (同上)

・88小節 (全パート)
〇「くれりゃ~」 fだが単に大きい音ではなく、空間が広がるイメージが欲しい

・92小節 (T12)
〇五線譜の下からの歌いだしであり、唸らず、よい音で。 (104小節「われは」も同
様)

・98小節 (全パート)
〇「もう だれも」は今までのfからmpで、場面転換のイメージで歌うこと

・101小節
〇「ボンボン(ブンブン)」は走ってしまう。スタカートだが、4分音符分の音の長さ
を意識

・104小節 (T12)
〇(レガートとまでは言わないが)B12のリズムとの対比を歌う。B12につられ「うみのこ」を跳ねる(「う」の付点四分を言い捨てる)のは不可。106小節も

※曲全体を通し、知っている歌だけに「歌詞をちゃんと届けること」を意識するよう指
示あり。

<2.二つのナポリターナ>

・29小節目 (全パート)
〇本来の歌詞は「サンタ // ルチア」である。「サンタルチア」と流れないこと

・34小節 (全パート)
〇「lalala」は合唱の役割としては伴奏である。役割をわきまえて歌うこと

・76小節 (全パート)
〇「わがむねをうつ」はritしたくなるが、楽譜に指示はない。指揮者を見ること

・84小節 (全パート)
〇ページの変り目で「poco reten」で少し遅くなる。前ページに特に指揮を見るよう
注記を

・86小節~ (全パート)
〇2小節ごとに mp→ mf→ fを意識するのは当然として、毎回上から入り押して歌う
のは不可

・93小節 (全パート)
〇全パートunisを意識すること。また、二番の歌詞の「ナ」は明るい音が欲しい

※曲全体を通しイタリア語の歌であり母音で歌うことを意識するよう指示あり(石川先
生からも)

<3.真夏の果実>
〇冒頭に「ポピュラーソング風に歌うと走る。特に慣れていない歌詞のところで走る」
と注意あり

・53小節 (B12)
〇「マイナス- ひゃくどの-」は「ス-」や「の-」を強くしない。(桑田風に歌わぬ
こと)

・58小節 (B12)
〇「a」の役割を考えれば目立つ歌い方ではないはず。次の「しめらす」はリフレイン
。さらに「こいを」はハーモニーと、役割がコロコロ変わる。難易度高いが歌い分けること

・57小節 (T12)
〇「からだを」の唐突な入り方は不可。前のB12歌詞を歌っているつもりで歌ってほし

・74小節 (T12)
〇「a」の入り方、リズム感を出すのが役割であることを意識。フライングしないよう

・76小節 (全パート)
〇8分休符はしっかり休むこと

<4.海 その愛>

※1回通した後、最後に「この曲はピアノの右手のリズムの変化」に乗って歌うよう指
示があった。

※全曲を振り返り「けして」(無声音)や「いって」(促音)で音が短くなり走ると注
意があった。

特記事項
〇休憩時、石川先生から7/7(日)東京中央教会でのバッハの演奏会に出演する旨の紹介
があった。

〇石川先生は本年度最後の練習であり冨田支部長が代表してお礼を述べられた。
また、石川先生は今回は定期演奏会に来られ感想を頂けるとの話があった。

次回練習

6月 1日(土) 本城指揮者合同練習(水のいのち) 13:30~17:00 文京区男女平等セ
ンター研 A

※練習会場注意
東京都文京区本郷 4-8-3 本郷アーバンハイツ1F TEL 03-3814-6159
東京メトロ丸の内線(都営地下鉄)「本郷 3丁目」徒歩 5 分、南北線「後楽園」徒
歩 10 分

※懇親会あり。

※合同練習で椅子を並べるため、できれば早めに来てほしい旨、冨田支部長からコメン
トがあった。

以上 報告者 岡部