場所:東京文化会館 リハーサル室B
参加者(敬称略)
指 導:石川先生   ピアノ:坂田先生
T1   :   国分、高木、村田              3 名
T2   :   宇野、冨田、岡部              3 名
B1   :   藤山                      1 名
B2   :   木戸、樽井(外大)             2 名

前半は発生指導、後半は「待ちぼうけ」「見上げてごらん夜の星を」を用いて歌唱指導。人数が少なかったため参加した団員にとっては密度の濃い練習となった。
<発声指導>  これまでの指導の再確認。
■ブレスを二人づつ先生のお腹を触らせていただいて確認。吐くときに顎に力を入れないこと。
■音を出すときは腰骨を寝かすこと、その結果自然に膝が緩む(①)首は力を入れず、音を支えようとしないこと。普段の生活の時と同じ(②)
⇒ 二人ペアになって確認、①はズボンの後ろを三拍めから下げる ②は最高音の一瞬手前で頭を後ろからこずく
※骨盤の動きが意識せずにできるようになるとよい(普段の生活では骨盤は意識していないはず。下半身を殺さないように)
※音が高くなるにつれ少し頷く。目線は上から少し下にある音を見下ろす感じ。棒歌いにならないように、三拍目の音でリンゴを噛むイメージで。
※音を体の上下で支える。上はこの首の動き、下は腹筋 のイメージを持つように
■ラジオ体操の両手クロスの動きを利用してブレスの練習。
息を吸う →真横に広げた両手を下弦の弧を通って胸の前でクロスさせる。この時膝は軽く屈伸する。
息を吐く →胸前でクロスした手を片方づつ水平に横に広げ最初の形に戻す(息がなくなるまで手を止めないこと)。
■鉛筆を持ち、音に合わせてトントン動かす練習。音を上から置くイメージを体で覚える。 <歌唱指導> (「待ちぼうけ」「見上げてごらん夜の星を」)
■上昇型では下から押し上げる歌い方になりやすい。  順序を逆にして下降型として一つひとつの音を上から掴む感覚で歌ってから、元の楽譜通り歌う練習
※「上から掴む感覚」=「一つひとつの階段で先に足を乗せてから歌う」ようなイメージで。
■「ころり転げた」のフレーズはBASS系としては高いので、このフレーズが来ることを楽譜の一つ上の段あたりから意識しておくこと。
■「イ」の母音は音を集めやすい。簡単で美しいが、聞いている方に刺さりやすくなる 点に注意。逆が「ア」「オ」の母音。 ■高い音のパートは高い音を歌いつつ、下の音のパートを支える感覚が重要(ただし実感するのはむつかしいが・・・)。
■T2は出しやすい音域で大きな音量で歌ってしまうと、高い音域が苦しくなる。「待ちぼうけ」の音域はT2にとっては楽勝(「仕事をしていない」)であり、無理をせず余裕をもって歌うこと。

来週の練習 10月14日(土)  愛する歌   14:00~17:00 新宿文化センター第2会議室                                      以上 岡部