大阪男声合唱団の沿革
「大阪男声合唱団」(大阪男声)は、大阪大学男声合唱団(阪大男声)OB等の合唱団として1954年に発足し、1959年までは毎年の阪大男声の定期演奏会に賛助出演したほか、関西の合唱祭はじめ多方面で活発に活動を行いました。
その後20年余りは休眠状態になりましたが、1980年から活動を再開し、1982年5月には「五つのOB男声合唱の夕べ」に出演しました。東大、京大、神戸大、大阪市大と阪大のOB男声合唱団が一堂に会するこの演奏会は、やがて「ANCORの会 五つの男声合唱の集い」となり、2019年5月の第39回まで毎年開催を続けていましたが、コロナ禍で第40回記念演奏会は2年延期され、2022年5月の開催となりました。
1990年代の終わり頃から、阪大男声草創期のOBが職場の現役を引退する時期を迎え、それら諸先輩によってOB会と大阪男声の体制が再整備されました。そして2001年7月、「第1回大阪男声合唱団定期演奏会」と銘うった単独の演奏会を大阪で開催し、幸いにしてその後も毎年、定期演奏会の開催を続けることができ、第7回は大阪・東京の2回公演、第8~11回は愛知県瀬戸市を加えた3回公演を果たしてきました。第12回からは大阪と東京の交互開催に改めました。こちらもコロナ禍で第20回記念演奏会が1年延期となり、以後1年ずつ遅れて、今年2023年7月には第22回定期演奏会を大阪で開催します。
また、阪大男声OBは関東地区居住者も多く、その有志が2001年2月から東京での練習を開始し、大阪で開催される定期演奏会にも毎年参加してきました。その人数が次第に増え、2006年からは単独で東京男声合唱フェスティバルに出演することになり、その機会に「大阪男声合唱団東京支部」という名称が決まりました。
2017年8月には団則を改正し、大阪男声合唱団は活動の拠点を大阪府と東京都に置き、それぞれ大阪本部、東京支部として普段の練習と独自の演奏会活動を行うとともに、毎年の定期演奏会は大阪と東京が一致協力して開催するという位置づけを明確にしました。
大阪本部の独自の演奏会としては、前述のANCORの会に加え、2017年9月10日には関西大学グリークラブOB会と合同で「関西OB男声合唱演奏会2017」を、いずみホールにおいて開催しました。2回目を2021年9月に開催する予定にしていましたが、コロナ禍で無期延期となり現在に至っています(2026年開催の見込)。
一方、東京支部では、東京男声合唱フェスティバルへの参加に加えて、関西の大学の在京のOB合唱団に呼びかけ、「ジョンイトコンサート コーラスの玉手箱」を2018年10月14日に開催し、その第2回が2022年11月27日に開催されました。
2023年4月更新
団員募集中!
大阪男声合唱団は、本ホームページでもお分かりのように、活発かつ意欲的な活動を続けています。コロナ禍で練習を自粛したり、参加者が減少時期もありましたが、ようやく平常状態に戻りつつあります。現在の団員数は大阪本部が41名、東京支部が17名です。
団員の多くはいささか高齢化もしてきました。またフルタイムの仕事で活躍されている方々が入団に二の足を踏まれるのも事実です。このため、毎週の練習に出席し、演奏会の全ステージに出演はできないが、可能な範囲で合唱活動を続けたい、あるいは試しに入団してみたいといった皆さまのために、月例団費に代えて、練習出席ごとに特例団費をご負担いただくという方法も用意しています。
大阪本部の毎回の練習風景の映像はホームページ「会員ページ」からご覧いただけます。もちろん音声も入っていますから、練習を欠席した場合も、この映像を利用して自宅で自主練習することができます。
来年の演奏会には今から参加されても十分間に合います。新たに参加される良いチャンスです。入団を迷っておられる皆さまは、まずは見学という形で練習場にお越しください。飛入りでも歓迎いたします。
2023年4月更新
団員募集の詳細はこちら
指揮者プロフィール
(出所:2016年7月 第16回定期演奏会パンフレット)
萩原寛明(はぎわら ひろあき)
京都市立芸術大学音楽学部卒業、同大学院修士課程修了。ウィーン国立音楽大学卒業。ウィーン留学中にはアーノルト・シェーンベルク合唱団に所属し、世界的指揮者らのもと、ヨーロッパ各地での演奏会や録音等に参加し、合唱に対する造詣を深めた。現在は、バリトン歌手としてオペラや演奏会に多数出演するとともに、合唱指揮の分野でも意欲的に活動している。現在、関西二期会会員。神戸女学院大学、京都教育大学各講師。混声合唱団Xsing、大阪男声合唱団、大阪ゲヴァントハウス合唱団、混声合唱団エヴァグリーン、河内長野ラブリーホール合唱団各指揮者、大阪大学男声合唱団ヴォイストレーナー。大阪男声合唱団では2006年、第6回定期演奏会から毎年、指揮をしている。
本城正博(ほんじょう まさひろ)
大阪大学卒業。在学中は阪大男声の指揮者を務める。指揮法を櫻井吉明氏に師事。全日本合唱コンクール全国大会にパナソニック合唱団を率い、20回の金賞を受賞する。ブスト、パミントゥアン、コチャール、新実徳英、信長貴富、松下耕、佐藤賢太郎、千原英喜、相澤直人、ドブロゴスの各作曲家の委嘱初演を行い交流を深めるとともに、トロサ公演などの海外演奏、合同演奏等の客演指揮や審査員、若い世代との交流に積極的に取り組んでいる。JCDA日本合唱指揮者協会会員。合唱人集団「音楽樹」会員。関西合唱連盟理事。大阪府合唱連盟副理事長。関西学生混声合唱連盟顧問。大阪大学男声合唱団技術顧問。大阪男声合唱団指揮者・団長。パナソニック合唱団常任指揮者。
甲和伸樹(こうわ のぶき)
1977年大阪大学入学と同時に大阪大学男声合唱団に入団。ベースのパートリーダ及び技術委員長を務める。阪大男声の技術顧問であった故櫻井吉明氏が率いるコードリベットコールに1981年に入団しパートトレーナー。1982~84年大阪男声合唱団にて副指揮者。東京に転居後暫くは合唱から離れるが、10年後に活動を再開、2001年大阪男声の東京練習開始を機に練習指導に携わり、定期演奏会、支部単独ステージやジョイントコンサートの合同演奏などを指揮。居住地近隣の合唱団においても運営や技術スタッフとして活動の幅を拡げ、現在は松戸市民コンサート実行委員長及び合唱団インスペクタ、コールMS爺ぃ主宰。
坂田裕二(さかた ゆうじ)
大阪大学男声合唱団で故 櫻井吉明氏の指導を受ける。卒団後、同氏創設の混声合唱団コードリベット・コール入団。音楽監督・延原武春氏、元指揮者・畑 儀文氏、元ヴォイストレーナー・中村勢津子氏、渡邊由美子氏の指導を受け、現在まで、団内指揮者の一人として練習を担当。教会等の演奏会で、賛美歌や、シュッツ、バッハ、ヘンデル、メンデルスゾーン、ブラームス等の宗教音楽を指揮。大阪男声合唱団指揮者。男声アンサンブルTCBNクワイヤで第6回全国男声声楽アンサンブルコンテスト「三田ハモらっせ!」最優秀賞。
団員・賛助メンバー名簿
こちらをご覧ください(会員PW必要)
役員名簿
2021年10月23日選任、2022年2月5日現在
役員の職務分担を記載した「団員・役員名簿」は団員ページ(パスワード必要)をご覧ください。
団長 | 本 城 正 博 | |||||
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大阪本部 | 本部長 | 栗 山 和 郎 | ||||
運営委員長 | 橋 本 達 弥 | |||||
運営委員 | 今 村 陽 一 | 前 川 洽 治 | 豊 原 力 | 上 田 勝 己 | 高 山 裕 二 | |
松 宮 啓 | 大 和 俊 哉 | 今 井 孝 至 | 久 米 勝 彦 | 山 田 雅 朗 | ||
坂 田 裕 二 | 高 橋 宏 明 | |||||
監査委員 | 田 口 孝 人 | 詠 田 英 夫 | ||||
東京支部 | 支部長 | 冨 田 義 人 | ||||
運営委員長 | 甲 和 伸 樹 | |||||
運営委員 | 樫 木 勘四郎 | 岡 部 寛 正 | ||||
監査委員 | 木 戸 啓 喜 |