定期演奏曲「水のいのち」(合同練習 with 東京甲陵会)

日時:2019.01.12(土)  13:00〜16:00
場所:赤城生涯学習館2F ホール(新宿区赤城元町1−3 TEL 03-3269-2400)

参加者(敬称略 あいうえお順  *賛助メンバー)
指揮:本城              |東京甲陵会
T㈵:国分 高木 寺尾 村田 内田 (5名) |大前 太田
T㈼:宇野 江守 佐藤 冨田 岡部  (5名) |酒井 高橋
B㈵:奥村 高島 福井 石橋*清田* (5名) |木全(きまた) 野本 山田
B㈼:木田 木戸 甲和 鈴木 渡邊  (5名) |南波 道下
ピアノ:坂田
オブザーバー(本城指揮者ご友人) 菊池 河野 箕浦

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練習内容・報告事項
●本城指揮者による発声および、ハンドサインによるカデンツ等を練習

●定演曲「水のいのち」を最初に全曲通し、その後1,2,3,5曲目を順次練習し、
最後にこれらを通しで歌った(注:4曲目は先般のジョイントでは演奏せず)

●各曲では最初に末尾のセルフライナーノートによる作曲者の指示の確認があった
⇒以下の記録には原則として、作曲者の指示は改めて記載していない
⇒なお作曲者は crescと <を使い分けているが便宜上、両方crescと記載した

1.「雨」   【 】パート ( )ページ・段  ←2017/12版による

【全P】( 1〜) 4小節単位でフレージングを考える(cf 作曲者指示)
【全P】( 3下) ppだが音量が小さいだけでは不可 よい響きが必要
【全P】( 4上) 「た(ちすくむ)」遅れない
【全P】( 4上) 「もの」に向かって方向性を出すが「たちつくす」も必要
【全P】( 4下) 「またよこたわる」は方向性を出さない(絶対crescしない)
【全P】( 5上) 「ふ(りしきれ)」「あ(め)」等、語頭が大切
【全P】( 5下) 「ゆるしあう」はcrescなし ⇔P6上「ゆるしあえる」はcresc有
【全P】( 6上) (※pはspid-pではない ジョイントの指示と違うので注意)
【T2 】( 6下) パートソロ 鶏のような声でなく「あめ」は息を吸うように
【B1 】( 7上) 「かれた」「いど」語頭を大事に
【全P】( 7-8) 「なお ふみたえるねに」一曲目のヤマ 「ね(に)」たっぷり
【全P】( 8上) atempoであり遅れないこと 特に下段「たちかえらせよ」
【全P】( 8下) 最後「にわ」の語頭「に」大切/「わ」はA母音で抑て丁度
【B12】( 8上) B1⇒B2と追っかけの「そして」は各々方向性を出して
【全P】( 9下) 「おお すべてを〜」は絶対crescしない
【全P】(10上) cresc と decresc は ”ある程度する”ぐらいで

2.「水たまり」

【全P】(全般) 水が流れないのが「水たまり」であることをイメージして
【全P】(全般) テキスト的にも厳しい歌詞が続くことを意識して
【全P】(11下) 「ながれる」楽譜通りatempo/少し待って入るので指揮を見て
【全P】(12上) 「だまって」までpである(勝手に大きくしない)
【全P】(12下〜) rit がどこまでか書かれていないが「わたしたち」でatempo
【全P】(12下〜) 同様に rit とatempo の繰り返しとする
【全P】(13上〜)「わたしたち」の「わ」はA母音で大きく聞こえてしまう 注意
【全P】(13下) 「ふかさ」のffは「ふ」を大事に 「か」に入ってからcresc不可
【全P】(13下) 「(それ)は」は助詞であり押すのは不可 (特にA母音で目立つ)
【全P】(13下) 減7の和音は不安定さを表す ゆるんだ声でかつ豊かな響きを
【B12】(13下) ピッチ正確に
【B12】(15上) 「だがわたしたちにも」絶対crescしない
【B12】(15上) 「いのちは」語頭「い」は大切/語尾「ち」と助詞「は」は不要
【全P】(15上〜)「いのち」に向かって方向性を持って
【全P】(16上) 「けれどもいちずないの」の「の」が拍頭 「いのち」を大事に
【T2 】(16上) 「いのちはないのか」ピッチ正確に
【B12】(16上) 「いのちはないのか」ピッチ正確に 下降音程で落ちる人いる
【全P】(16下) 「あおさのように」はレガートで「救われる感じ」を出す

3.「川」

【全P】(全般) 激しい水の流れをイメージし「怒り」を喉でなく豊かな響きで歌う
【全P】(18上) 「さかのぼれないか」ひたすら合わせる(理屈はありません)
【全P】(18上〜)「なぜひくい」は淋しくならぬこと
【全P】(19上) 「よどむふち」fだが大きすぎないように 語頭大切に
【T12】(19上) 「よどむふち」ブツ切れに歌わない おおらかに歌う
【B12】(19上) 「よどむふち」上品に歌うこと (E♭は力抜いて?)
【全P】(19下) 「(うず)の」は頑張らない
【B12】(20下) 「みね」は頭の上から声を出すイメージで
【B12】(21上〜)「やまにこがれて」 T12の「いしを〜」を聴きdecrescする
【全P】(22上〜) 楽譜通り「さからう」からfでその後の「かたち」でcresc
【全P】(23上) 「そら」がヤマ / 次の「だが」に向かって方向性を出す
【全P】(23上〜)「だが」テヌートを大切に 揃えて
【T12】(23下) 「したへ したへ」音程低いが音量は必要
【全P】(25下) 「とうこと」の「う」は平たい響きではないUで(Oではない)
【全P】(26上) 楽譜通り Andante mosso インテンポで
【T2B2】(26下) 追っかけの「おなじうお」はインテンポで遅れない

5.「海よ」 (4曲目はパス)

【全P】(36上) 「ありとある」の「あ」は良い響きで(決してかすれない)
【全P】(36上) 「あくた」の「た」に方向性を持っていく
【全P】(36上) 「あくた」の「た」2拍目からdecresc 良い響きのままで
【全P】(36下) 「よごれつかれはてた」繊細に歌う
【全P】(36下) 「はてた」のHを意識して ただし粗暴にならず充実した音を
【T12】(36下〜)「うけいれて」「つねに」はフレーズ感を(MIDIではない)
【全P】(37上) 「あたらしく」最後まで強いままで(勝手にdecrescしない)
【全P】(37上) 「うみの」の「う」は(平たくならずに)もう少し音量を
【全P】(37上) 「あたらしく」は希望 ⇔「うみの〜」は怒り 対比を意識して
【T12】(38上) 「くりかえしうまず」は必要 意識して
【B12】(37上〜)追っかけの「くりかえしうまず」はやわらかく目立たず歌う
【T12】(39上) 「くらげは」音色を変えて 「う」に向かって方向性を
【T12】(39上) ただし「う」はしっかり歌わないこと
【B12】(39下) 「ひとでは」の「ひ」は喉声ではなく柔らかに
【全P】(39下〜)「そらにこがれ」 mfは必要(弱くならず)
【全P】(40上) 全パート「あこやがいは」の助詞「は」は不要 MIDI歌いは不可
【全P】(40下〜) 単調に cresc →cresc →cresc していく
【全P】(41上) 2小節単位で切りすぎないこと
【全P】(41下) 「ふりしきる」 何故か歌詞間違いやすいので注意
【B1 】(42上) 「おお うみよ」B1は大切 柔らかく入り聞こえるように
【T12B2】(42上)「おお うみよ」B1を聞く (T1に合わせて歌う)
【全P】(44上) 「むかし(も)」テヌートで丁寧に(マルカートやアクセント不可)
【全P】(45上) 「そらへ」→「そらのたかみへと」は盛り上げる
【全P】(46上) 「(みずの)いのち」この曲の主題 ”万感の想い”で歌うこと
【T2B1】(46上) 「みずのこがれ」(万感の想いの次で難しいが)遅れない
【T2B1】(46上〜) 「みずのこがれ〜」mpで良いので切れずに歌う
【B12】(47下) 「のぼれ」→ 楽譜にはないが「の」はrit 「ぼ」からatempoで
【全P】(49下) 最後の「お」は上手にdecresc する

6.全体を通じて

「初回の練習にしては上出来 次回合同練習は6月で今日の指示を忘れないこと」
とコメントがあった。

次回練習
<1月19日(土)> 14:00〜17:00 文京シビックホール 練習室2
「男の海の歌」
次々回練習
<1月26日(土)> 14:00〜17:00 新宿文化センター 4F 第二会議室
石川先生によるボイストレーニング+「男の海の歌」

特記事項
●外大は先約の行事があり、参加はされませんでした
●17:00からシーボニアメンズクラブにて OB会新年懇親会 を開催しました

以上 報告者 岡部